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変形菌の生態をポチを使ってアニメーションしてみたらホラー気味でした
こんにちは。
麻ブログでは以前、2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編というレポートをお伝えしていました。
このレポートをさっさと終わらせて今年の菌類を紹介するつもりだったのですが、だらだらしました。
ところでこのレポート、さいごにきのこ編、と書いてあります。
きのこ編と書いてあるということは、べつの種類の編?もあるのじゃないかと思えます。

そうなのです。きのこ編とは別に、変形菌編がじつは存在していたのです。
きのこと変形菌はちがうものです。
きのこは、菌類に分類され、酵母、カビなどと同じ仲間です。
変形菌は、wikipediaによると、真核生物の、アメーボゾア門の、コノーサ網の、変形菌亜網らしいです。
わけがわかりません。

でも、変形菌はたいへん魅力的なのです!
去年はたくさんの変形菌を見つけ、興奮しました。

変形菌を紹介するにあたり、まず、変形菌のおもしろい生活サイクルをお伝えしたいと思い、
そのようすを宇宙犬ポチを使ったアニメーションにしようと考えたのが、今年の春のことです。
それから作業をはじめたのですが、アニメーションとはたいへん気のとおくなるような作業で間があき、しかし、やっとのこと完成したのです!

とはいえ、たいしたアニメーションも作ることはできませんでしたが。比べ物にならないし方法もあるのでしょうが、アニメーターの人たちはすごいです。

変形菌の生態をポチを使ってアニメーションしてみたらホラー気味でした_d0051963_247649.jpg
これが変形菌の子実体です。

変形菌の生態をポチを使ってアニメーションしてみたらホラー気味でした_d0051963_325272.jpg
これが変形菌の変形体という状態です。

まず、文章で説明しておきますが、変形菌は、胞子をとばします。
その胞子から、粘菌アメーバというアメーバてきなものがでてきます。
粘菌アメーバには、オスとメスてきなものがあり、それらが出会い、接合して接合体になります。
バクテリアなどを食べて成長した接合体は、変形体という、動物のように動き回るものになり、
扇状にどんどんひろがっていきます。
その変形体は、時期が来ると光の当たる方へと移動して、ちいさな塊にわかれて、子実体というきのこのようなものをつくります。
その子実体が胞子をつくり飛ばし、
というサイクルで生きているのが変形菌です。

変形菌の生態をポチを使ってアニメーションしてみたらホラー気味でした_d0051963_2374952.jpg
これが変形菌ポチの、胞子ポチです。

伝わるか伝わらないかはわかりませんが、これが変形菌ポチの生活サイクルです。ホラー気味です。




地声なのが気になりましたが、むしろ自分の声を編集するのはなんだかはずかしいことだったのです。
自分の声をロボットふうにしてみたり、ホールで演説したようにしてみたり、いろいろしましたが、とてもはずかしい気もちになりました。
ですので地声でのナレーションで失礼します。
音はてきとうに作曲?し、演奏しそれを加工してつけました。
なんか出だしとかどこかで聴いたことのあるような気がします、何かを模倣したわけではありませんが、どこかで聴いたことのあるような気がします。

とにかく変形菌とは、びっくりするくらいふしぎで、おもしろい生き物なのです。
動いたり、固まったり。
減数分裂がどうとか、そういう細かいことは省いているので、くわしく正確に紹介しているわけでもなく、そのわり多少複雑なこともいれたので、わかりにくいかもしれません!
ポチがどうか、ポチがどう動いたかを見てくださると幸いです。

この動画を作るにあたり、参考にさせていただいたものを紹介します。
平凡社「日本変形菌類図鑑」萩原博光・山本幸憲(解説)伊沢正名(写真)
誠文堂新光社「粘菌~驚くべき生命力の謎~」松本淳(解説)伊沢正名(写真)
wikipedia「変形菌」
国立科学博物館 植物研究部 変形菌の世界

ありがとうございます。しかし、参考にさせていただいたのにそれが生きているのか不透明です。
でも、はりきってつくりました。

次回からは、去年みつけた変形菌を紹介したいと思います。
しかし、今日分かったのですが、去年の9月分の写真データがなぜかほとんど消えてしまっていて、たいせつなところがとんでいます!
ざんねんですが、これからまた変形菌を見つける励みにしようと思いました。
変形菌はおもしろいです。
みなさま、変形菌について読んでくださりありがとうございます。
では。
by asa_blog | 2011-10-15 03:13 | 動植物・かがく
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