人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16
こんにちは。
もともと、ことしの菌類の盛り上がりの前に、2010年に観測した菌類を今さらレポートする、
ということだったのですが、のろのろしているうちにことしの菌類の盛り上がりとまるかぶりなレポートです。


2010年版麻ブログ菌類総まとめきのこ編、今日は第16回です。
前回は8月30日のレポートでしたが、今回は9月とんで2010年10月3日の観測のようすです。

9月にきのこ観測に行かなかったわけはありません。秋!きのこ!です。
しかし、きのこに関しては、なかったわけではないのですが、紹介するようなものはみつかりませんでした。

ですので、秋のきのこは10月3日からです。
9月後半に行った、京都御苑で行われたきのこ観察会の先生のお話によると、2010年は夏の暑い時期があまりに長かったために夏のきのこの時期が終わっても、秋のきのこが暑さでなかなか出現できない、ということでした。

そしてことしは、雨が少ない気がします。
今の時期は、毎年きのこ三昧のはずなのです!
じとじとして、雨がふって、見たことのないきのこが次々生えるはずの時期なのです。
わたしが湿気をまとって踊るようなあしどりで山に出かける季節です。
しかし、晴れが多い気がします。去年はもっと雨が多かった。豪雨や雷にみまわれたりしました。
ことしはカラカラできのこが望めません。
とはいえ、今は台風で大雨です。あさってくらい、期待できそうかもしれません。
でも台風となるとたいへんなので、ふつうに雨が降るといいなと祈ります。

とにかく、2010年10月3日の観測のようすです。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_133975.jpg
これは、キツネタケです。
キシメジ科、キツネタケ属のきのこです。
食べられます。おいしいようです。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_135238.jpg
これは、ホコリタケの老菌よりのものだと思います。
ホコリタケ科、ホコリタケ属のきのこです。
茶色くなっています。若いと白くて食べられます。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_1372722.jpg
これは、ナカグロモリノカサです。
ハラタケ科、ハラタケ属のきのこです。
毒のあるらしいきのこです。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_1392738.jpg
立ち入り禁止!
この先にある場所が、いつもきのこの一番いろいろ生える、湿った場所だったのです。
そこが立ち入り禁止!
わたしはショックを隠せませんでした。
動揺しながら、別ルートで山を回ります。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_1452584.jpg
これは、ヌメリイグチです。
イグチ科、ヌメリイグチ属のきのこです。
よく見かけるきのこです。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_1472562.jpg
きれいなオレンジ色!
これは、ハナガサイグチです。
イグチ科、キイロイグチ属のきのこです。
同じイグチでも、上のヌメリイグチとは見た目がずいぶん違いますね。
ハナガサイグチくらい特徴があると、イグチでも見分けやすいのですが。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_1494683.jpg
なんだこれは!
木の幹からダラダラと生えています。
こういうものに吸い寄せられずにはいられないのです。
これは、サガリハリタケです。
コウヤクタケ科、コゲチャハリタケ属のきのこです。

なんだこれは!のドキドキがわたしを菌類に惹きつけさせます。

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_1552176.jpg
これは、なにが写っているかわかるでしょうか。
これもなんだこれは!なのですが、なんだこれは!が伝わりにくいです。
写真の真ん中、橙いろの付いている、石になじむような色のもの、これはきのこです!

2011年の菌類の盛り上がり前に、2010年版麻ブログ菌類総まとめを一気にレポート・きのこ編その16_d0051963_171723.jpg
こちらの写真のほうがわかりやすいかと思います。
これがきのこです。
クチベニタケといいます。
コウボウフデ科、クチベニタケ属のきのこです。
こんなきのこもあるのです。きのこは多様ですね。

この日はいつも行く場所が立ち入り禁止になっていたので、管理事務所?を訪ね、理由を聞きました。
聞かなくてはならないくらい、あの場所は、わたしの菌類観測において、大切な場所だったのです。

するとどうやら、ナラ枯れした木が、倒れてきていて危険だから、ということでした。
その木をなんとかするまで立ち入り禁止らしいです。
ナラ枯れ、たいへんですね。
確かに木が、折れているのをよく見ました。あれが落ちてきたら…危険です。
しばらくずっと、この場所は立ち入り禁止でした。

その場所はこの山の中でも、わたしの聖地?ともいえる場所なのです。
何度行ったことか!
生きた木、朽ちた木、コケ、地衣類、きのこ、変形菌、昆虫、毛虫、ダニ、シダ、ふつうの植物、枯れ葉、生きた葉、きれいな花、クモの巣、
そういうものが密集して、それぞれがそれぞれ密に存在している場所なのです。
わたしは今までそこでどれだけたくさんのものを得たことか!
今は立ち入り禁止ではないので、また何度も行くことでしょう。行っています。

この2010年のきのこレポートも終盤にさしかかっています。
読んでくださりありがとうございます。
では。
by asa_blog | 2011-07-20 01:40 | 動植物・かがく
<< 2011年の菌類の盛り上がり前... 2011年の菌類の盛り上がり前... >>